虎の四番のホームラン 2019
名門阪神タイガースの四番打者は、新井貴浩、金本知憲、掛布雅之、田淵幸一など球界を代表する選手が務めてきた。
その四番に座るのが25歳の大山悠輔選手である。
2019年シーズンは3年目にして全試合出場を果たし、
規定打席に到達、139安打 14本塁打 76打点は入団以来最高の成績である。
一方で打率は.258であった。
本項では、右の長距離砲としてさらなる活躍が期待されている大山選手が2019年シーズンに放ったホームランについて扱う。
1号 4月11日 DeNA戦 負け
「阪神0-2DeNA」から3回にソロ
2号 4月17日 ヤクルト戦 引き分け
「阪神0-0ヤクルト」から4回に先制2ラン
3号 4月18日 ヤクルト戦 勝ち
「阪神0-0ヤクルト」から1回に先制3ラン、2試合連続
4号 4月18日 ヤクルト戦 勝ち
「阪神4-1ヤクルト」から3回にソロ、2打席連続
5号 4月25日 DeNA戦 勝ち
「阪神0-0DeNA」から1回に先制2ラン
6号 4月29日 中日戦 勝ち
「阪神0-0中日」から2回に先制ソロ、決勝弾
7号 5月15日 巨人戦 勝ち
「阪神8-4巨人」から6回に2ラン
8号 5月26日 DeNA戦 勝ち
「阪神5-0DeNA」から5回にソロ
9号 5月30日 巨人戦 勝ち
「阪神0-0巨人」から1回に先制3ラン、決勝弾
10号 6月19日 楽天戦 負け
11号 7月17日 中日戦 負け
「阪神0-0中日」から2回に先制ソロ
12号 8月10日 広島戦 勝ち
「阪神3-5広島」から9回に逆転サヨナラ3ラン、決勝弾
13号 9月12日 ヤクルト戦 負け
「阪神0-8ヤクルト」から7回にソロ
14号 9月29日 中日戦 勝ち
「阪神4-0中日」から7回に2ラン
【14本の内訳】
4本 ヤクルト戦
3本 中日戦
3本 DeNA戦
2本 巨人戦
1本 広島戦
【殊勲弾(先制,同点,逆転,勝ち越し)】
14本中8本
7本・・・先制弾
1本・・・逆転弾(サヨナラ弾)
ホームランは14本であるが殊勲弾の割合が高いことがわかる。
殊勲弾が占める割合について、同じく若い四番打者と比較すると、大山選手のホームランに占める殊勲弾の割合の高さが窺える。
T大山選手・・・ 8/14 殊勲弾率.571
C鈴木選手・・・13/28 殊勲弾率.464
G岡本選手・・・11/31 殊勲弾率.355
先制ホームランは7本と際立って多く、
そのうち6本はその試合の第1打席で放ったものである。
なお、大山選手がホームランを打った試合は、8勝4敗1分、勝率.667となっている。
2020年シーズンは、さらなる活躍に期待したい。