プロ野球データ紹介

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パリーグ守護神の被本塁打

今シーズンの両リーグを見渡すと、9回を担う"守護神"の活躍ぶりでセパにやや差があることがわかる。

セリーグでは各球団で守護神を固定することに苦労していたり、横浜DeNA.山崎康晃阪神.藤川球児のようにらしくない状態が続いていたりするという状況があった。そして各球団で何投手も複数セーブをあげているなど、絶対的守護神の不在と言っても過言ではない。

一方で、パリーグの守護神はほぼ固定され、他の投手が登板してセーブがつくということはほとんど見られない。そして、守護神の被弾(守護神の逆転,サヨナラ被弾など)もほとんど見られない。(今日のソフトバンク77試合目で守護神・森唯斗が初被弾…など)

 

この違いには例年とは違うシーズンの戦い方が現れているとも言え、セーブ数はセーブ機会数にも影響されるが、絶対的守護神の存在とその活躍は確かにチームやリーグのペナントレースを盛り上げている。

 

本項では、あえてパリーグの絶対的守護神の被本塁打に焦点を当て、その少なさから活躍ぶりを見ていく。

 

パリーグ各球団の守護神の成績

と被本塁打一覧 (チーム順位上から) 

09.17(木)時点

↓    ↓    ↓    ↓

 

1位ソフトバンク...森唯斗

防御率2.52,1勝1敗4H,セーブ22

本塁打「1」

・09/17 札幌 日本ハム.中田翔25号ソロ

  (1点差になるも森は22セーブ目)

 

2位ロッテ...益田直也

防御率2.16,1勝2敗3H,セーブ23

本塁打「1」
・09/04 福岡 ソフトバンク.グラシアル5号ソロ

  (1点差になるも益田は19セーブ目)

 

3位楽天...アラン・ブセニッツ ※※

防御率2.51,1勝1敗9H,セーブ11

本塁打「1」

・08/30 仙台 西武.メヒア7号逆転3ラン

  (このまま1点差でチームは敗れブセニッツは初黒星)       [この試合まで1勝0敗7S,防御率0.77]

 

4位西武...増田達至

防御率1.93,2勝0敗0H,セーブ19

本塁打「1」
・08/26 所沢 日本ハム.渡邉諒5号ソロ

  (3点差が4点差に広がりチームは敗北)

 

5位日本ハム・・・守護神不在

※開幕から秋吉亮が守護神

防御率6.35,1勝2敗1H,セーブ12

本塁打「3」

・07/10 大阪 オリックス.ロドリゲス4号逆転サヨナラ3ラン

・07/17 札幌 ロッテ.レアード6号ソロ

・08/20 札幌 楽天.島内宏明5号同点3ラン

  (延長10回チームは引き分け)

 

6位オリックス…ブランドン・ディクソン

防御率1.66,0勝3敗3H,セーブ9

本塁打「1」

・08/19 大阪 西武.外崎修汰3号勝ち越しランニング2ラン

  (裏に1点差に追いつくもチームは敗れディクソンは2敗目)

 

※※楽天松井裕樹に代わる新守護神となった森原康平が防御率0.00のまま4つセーブを重ねたが、その後立て続けにチームの勝ちを消す炎上があり、7月下旬よりブセニッツが守護神となった。そのため、ここでは最多のセーブをあげ守護神として現状安定しているブセニッツをあげた。

 

 

チーム自体の勝ち星にも影響を受けセーブ数が少ないオリックスの守護神ディクソン選手だが、挙げた6投手の中で唯一スタンドインのホームランはまだ浴びておらず、安定した活躍を続けている。

そして上記現在も活躍中の5投手のうち、サヨナラホームランを浴びた投手はまだ一人もいない。

残りのシーズン、9回の頼れる男の活躍に注目したい。