FA移籍先での打撃タイトル獲得
本日をもって2020年パリーグのレギュラーシーズン全試合が終了し、タイトルも確定した。
その結果、FA移籍して2年目の楽天の浅村栄斗選手が自身初の最多本塁打(ホームラン王)のタイトルを獲得することが決まった。
FA移籍先でそれまでのような結果を残せない選手もおり、移籍先で活躍してある点でリーグトップに立ちタイトルを獲得するということは容易ではない。
本項では、FA移籍先において打撃タイトルを獲得した選手を扱う。
⚠️新しい順
【FA移籍先で打撃タイトル獲得】
*2020 移籍2年目 浅村栄斗(楽天)←西武
・・・本塁打王(32本/初)
打率.280 32本 104打点
※FA移籍先での本塁打王タイトル獲得は史上初
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・・・最多安打(157安打/4年ぶり2度目)
打率.300 7本 53打点
⇅2年連続タイトル⇅
・・・首位打者(.338/3年ぶり2度目)
打率.338 12本 74打点
(シーズンMVP)
・・・打点王(93打点/初)
打率.269 17本 93打点
*2010 移籍3年目 和田一浩(中日)←西武
・・・最高出塁率(.437/初)
打率.339 37本 93打点 出塁率.437
(シーズンMVP)
・・・首位打者(.334/初)
・・・最多安打(176安打/初)
打率.334 17本 87打点
※FA移籍先での同年複数タイトル獲得は唯一
・・・最多安打(165安打/初)
打率.294 6本 60打点
・・・打点王(113打点/初)
打率.317 34本 113打点
*2000 移籍1年目 江藤智(読売)←広島
・・・最多勝利打点(14打点/初)[特別賞]
打率.256 32本 91打点
→最多勝利打点の特別賞はこの年で廃止
8人のFA移籍した選手が合計10回タイトルを獲得している。(江藤選手含む)
そのうち主要3タイトル(首位打者,本塁打王,打点王)を獲得した選手は今年の本塁打王・浅村選手を含めて5人であり、移籍1年目に獲得したのは現在まで内川選手が唯一である。
内川選手と和田選手は同年のシーズンMVPにも選ばれている。FA移籍先でシーズンMVPを獲得した打者は以下の選手である。
打率.338 12本 74打点
*2010 移籍3年目 和田一浩(中日)←西武
打率.339 37本 93打点
打率.313 31本 88打点
※前年の日本ハムでの獲得に続き2年連続MVP
※両リーグMVPは江夏豊投手以来史上2人目で野手としては初
打率.327 40本 125打点
自チームを優勝に導きMVPの活躍をしたこの4選手はFA移籍の大きな成功例と言えそうだ。
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