プロ野球データ紹介

私が気になったプロ野球に関するデータをたまに紹介していくページです。

巨人選手のシーズン30本塁打

球界の盟主・巨人。生え抜きのスター選手やFAで移籍の選手が、球界のスター選手としてファンを沸かせてきた。

 

本項では、巨人選手のシーズン30本塁打の記録を、右打者、左打者に分けて整理する。

※複数回達成者は最多のシーズン

 

【巨人右打者のシーズン30本塁打

過去10人達成

2010年  A.ラミレス・49本 (ヤクルトより移籍)

2004年  小久保裕紀・41本 (ダイエーより移籍)

2019年  坂本勇人・・40本

1968年  長嶋茂雄・・39本

2021年  岡本和真・・39本

1986年  原辰徳・・・36本

1950年  青田昇・・・33本 (戦後混乱期のみ阪急在籍)

1997年  清原和博・・32本 (西武よりFA移籍)

2000年  江藤智・・・32本 (広島よりFA移籍)

1984年  中畑清・・・31本

 

【巨人左打者のシーズン30本塁打

過去10人達成

1964年  王貞治・・・・55本

2002年  松井秀喜・・・50本

2004年  T.ローズ・・・45本 (近鉄より移籍)

2010年  阿部慎之助・・44本

2006年  李承燁・・・・41本 (ロッテより移籍)

1986年  W.クロマティ・37本

2008年  小笠原道大・・36本 (日本ハムよりFA移籍)

2007年  高橋由伸・・・35本

2003年  R.ペタジーニ・34本 (ヤクルトより移籍)

1987年  吉村禎章・・・30本

 

過去には、王、松井、阿部、高橋ら左の生え抜き長距離砲が在籍し、長嶋や原など球界の看板選手である右打者もいたが、生え抜きの右打者では40本台を打つ選手は現れなかった。

そして今年、長嶋茂雄終身名誉監督が破れなかった壁に挑戦する権利を得た坂本勇人選手は、51年の時を経て「生え抜き右打者40本」を達成した。

FA移籍投手の勝利数記録

2022年(岸投手,美馬投手更新)

 

9月20日の試合で自己最多を更新する15勝目を飾った巨人・山口俊投手。

そこで注目されたのが、「FA移籍した投手の勝利記録」であった。

本項では、NPBでのFA移籍した投手の移籍先での勝ち星を整理する。

 

主なFA移籍投手の勝利数

(移籍初年度・投手名 移籍後球団←移籍前球団)

青字はFA移籍先で2桁勝利した年がある投手

 

*1995年・工藤公康 福岡ダイエー←西武

    1年目:1995年・12勝

    2年目:1996年・  8勝※👑最多奪三振

    3年目:1997年・11勝

    5年目:1999年・11勝

 →1999年👑最優秀防御率

                👑最多奪三振

                👑リーグMVP

 

*1999年・武田一浩 中日←福岡ダイエー

    1年目:1999年・9勝

 

*2000年・工藤公康 読売←福岡ダイエー

    1年目:2000年・12勝5敗:👑最高勝率

    5年目:2004年・10勝

    6年目:2005年・11勝

 

*2008年・石井一久 西武←東京ヤクルト

    1年目:2008年・11勝

    5年目:2012年・10勝

 

*2012年・杉内俊哉 読売←福岡ソフトバンク

    1年目:2012年・12勝 ※👑最多奪三振&最高勝率

    2年目:2013年・11勝

    3年目:2014年・10勝

 

*2012年・帆足和幸 福岡ソフトバンク埼玉西武

    2年目:2013年・8勝

 

*2013年・寺原隼人 福岡ソフトバンクオリックス

    3年目:2015年・8勝

 

*2014年・涌井秀章 千葉ロッテ埼玉西武

    1年目:2014年・8勝

    2年目:2015年・15勝→👑最多勝

    3年目:2016年・10勝

 

*2014年・久保康友 横浜DeNA阪神

    1年目:2014年・12勝 (4年ぶり2桁)

 

*2014年・中田賢一 福岡ソフトバンク←中日

    1年目:2014年・11勝

 

*2014年・大竹寛 読売←広島東洋

    1年目:2014年・9勝

 

*2017年・岸孝之 東北楽天埼玉西武

    1年目:2017年・8勝

    2年目:2018年・11勝 ※👑最優秀防御率

  5年目:2021年・9勝

  6年目:2022年・8勝

 

*2018年・山口俊 読売←横浜DeNA

    2年目:2018年・9勝

    3年目:2019年・15勝4敗

👑最多勝&👑最高勝率&👑最多奪三振

 

*2019年・西勇輝 阪神オリックス

    1年目:2019年・10勝

    2年目:2020年・11勝 ※短縮シーズン

    4年目:2022年・9勝

 

*2020年・美馬学 千葉ロッテ東北楽天

    1年目:2020年・10勝 ※短縮シーズン (3年ぶり2桁)

    3年目:2022年・10勝

 

 

FA移籍初年度の勝利数トップ・・・「12勝」

・工藤(福岡ダイエー/94)、(読売/00)

・杉内(読売/12)

・久保(横浜DeNA/14)


FA移籍先でのシーズン最多勝利数・・・「15勝」

・涌井(千葉ロッテ/15)

・山口(読売/19)

 ↓ともにリーグ最多勝

 

FA移籍先での「最多勝」タイトル獲得

・涌井(千葉ロッテ/15)

・山口(読売/19)

 

FA移籍先でのシーズン二桁勝利回数

6度・・・工藤  (福岡ダイエー3度、読売3度)

3度・・・杉内

2度・・・石井、涌井、西勇輝、美馬

 

 

福岡ソフトバンク監督の工藤公康投手の成績が突出していることがわかる。工藤投手はFA移籍先で最多の6度の2桁勝利を記録している。