オリックス・バファローズのリーグ連覇と26年ぶり日本一に主砲として貢献した吉田正尚選手が、ポスティングでのメジャーリーグ移籍交渉解禁後すぐに5年総額9,000万ドルの超大型契約でアメリカンリーグ(AL)東地区のボストン レッドソックスへ移籍することとなった。
また、ソフトバンクホークスに育成ドラフト4位入団し常勝軍団のエース,球界を代表する投手として活躍してきた千賀滉大投手は、海外FA権を行使しての移籍交渉の末、5年総額7,500万ドルの大型契約でナショナルリーグ(NL)東地区のニューヨーク メッツへの移籍が決定した。
パリーグの投打の顔が同じシーズンにメジャーに挑戦することとなる。
高卒選手と社会人野球や大学などを経てプロ入りした選手ではメジャー挑戦時の年齢やNPB経験年数に違いがあり、この2選手の場合、年齢は同じ(学年は千賀投手の方が1つ上)でも千賀投手は2011年入団、吉田選手は2016年入団とNPB経験年数には5年の差がある。
本項では、メジャー挑戦した選手が何年間のNPBでのプレーを経て何歳でメジャー移籍したのかを見ていく。
挑戦した年数は学年をもとに計算し、早生まれの選手の場合は実際の年齢に合わせその旨記載。
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20歳でMLB
○ 高校→NPB1年
・村上雅則(南海→サンフランシスコ・ジャイアンツ)
24歳でMLB
○ 高校→NPB5年
・大家友和(横浜→ボストン・レッドソックス)※早生まれ=23歳でMLB
26歳でMLB
○ 高校→NPB7年
・柏田貴史(読売→ニューヨーク・メッツ)
27歳でMLB
○ 高校→社会人3年→NPB5年
○ 高校→NPB8年
・松坂大輔(西武→ボストン・レッドソックス)
28歳でMLB
○ 高校→NPB9年
・伊良部秀輝(ロッテ→ニューヨーク・ヤンキース)
29歳でMLB
○ 高校→大学4年→NPB6年
・有原航平(北海道日本ハム→テキサス・レンジャーズ)
○ 高校→NPB10年
・岩村明憲(東京ヤクルト→タンパベイ・デビルレイズ)※早生まれ=28歳でMLB
・石井一久(ヤクルト→ロサンゼルス・ドジャース)
・松井秀喜(読売→ニューヨーク・ヤンキース)
・松井稼頭央(西武→ニューヨーク・メッツ)
30歳でMLB
○ 高校→大学4年→NPB7年
○ 高校→NPB11年
・新庄剛志(阪神→ニューヨーク・メッツ)※早生まれ=29歳でMLB
31歳でMLB
○ 高校→大学4年→NPB8年
・青木宣親(東京ヤクルト→ミルウォーキー・ブルワーズ) ※早生まれ=30歳でMLB
○ 高校→社会人3年→NPB9年
○ 高校→NPB育成選手1年→NPB11年
・千賀滉大(福岡ソフトバンク→ニューヨーク・メッツ)※早生まれ=30歳でMLB
○ 高校→NPB12年
32歳でMLB
○ 高校→大学4年→NPB9年
○ 高校→NPB13年
・田中賢介(北海道日本ハム→サンフランシスコ・ジャイアンツ)
33歳でMLB
○ 高校→大学4年→社会人3年→NPB7年
・大塚晶則(中日→サンディエゴ・パドレス)※早生まれ=32歳でMLB
○ 高校→大学4年→NPB10年
・佐々木主浩(横浜→シアトル・マリナーズ)※早生まれ=32歳でMLB
○ 高校→NPB14年
・吉井理人(ヤクルト→ニューヨーク・メッツ)
・山口俊(読売→トロント・ブルージェイズ)
34歳でMLB
○ 高校→大学4年→社会人2年→NPB9年
・小林雅英(ロッテ→クリーブランド・インディアンス)
○ 高校→1浪→大学4年→NPB10年
・上原浩治(読売→ボルチモア・オリオールズ)
○ 高校→大学4年→NPB11年
・黒田博樹(広島東洋→ロサンゼルス・ドジャース)※早生まれ=33歳でMLB
・川上憲伸(中日→アトランタ・ブレーブス)
35歳でMLB
○ 高校→大学4年→社会人2年→NPB10年
・高橋尚成(読売→ニューヨーク・メッツ)
○ 高校→大学4年→NPB12年
・平野佳寿(オリックス→アリゾナ・ダイヤモンドバックス)※早生まれ=34歳でMLB
36歳でMLB
○ 高校→大学4年→NPB13年
・高津臣吾(ヤクルト→シカゴ・ホワイトソックス)
37歳でMLB
○ 高校→1浪→大学4年→社会人2年→NPB11年
○ 高校→2浪→大学4年→NPB12年
・小宮山悟(横浜→ニューヨーク・メッツ)
○ 高校→大学4年→NPB14年
・斎藤隆(横浜→ロサンゼルス・ドジャース)※早生まれ=36歳でMLB
赤字・・・以下いずれかの該当選手
シーズン150安打以上
MLB通算500安打以上
シーズン2桁勝利
シーズン50試合以上登板で防御率2点台以下