プロ野球データ紹介

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「早生まれ」のエース投手,名投手

学業おいて、誕生月によって受験生を分類すると「早生まれ」と言われる1〜3月生まれは合格率が低いと言われることもある。学業に限らずスポーツにおいても、同じ学年で成長具合が異なることから早生まれは不利であるとも言われる。

 

野球をプレーするも、プロ入り前はレギュラーから甲子園出場を目指して競争し、プロ入り後も同学年で比較されることは多い。

 

本項では、輝かしい実績を残しているプロ野球選手を誕生月ごとに分類し、特に「早生まれの投手」に注目していく。

 

【対象選手】

「助っ人外国人選手」を除いた131選手

投手:通算150勝以上または通算200セーブ以上または沢村賞複数回受賞の65選手

打者:通算2000本安打以上または通算350本塁打以上または三冠王の65選手

二刀流大谷翔平

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

1月:8人(4投手, 4打者)

2月:8人(5投手, 3打者)

3月:8人(5投手, 3打者)

4月:11人(5投手, 6打者)

5月:11人(8投手, 3打者)

6月:11人(4投手, 7打者)

7月:10人(6投手, 3打者, 大谷)

8月:13人(5投手, 8打者)

9月:14人(9投手, 5打者)

10月:11人(3投手, 8打者)

11月:10人(7投手, 3打者)

12月:16人(4投手, 12打者)

 

投手と打者の合計では12月が16人と最も多くなっている。

投手は9月の9人が最も多くなっており、現役では松坂大輔選手も当てはまる。

やや早生まれの選手が少ないことがわかる。

 

・・・・・

対象とした投手のうち「戦後生まれ」は39人であり、この選手を誕生月で分類する。

1月:3人 (堀内恒夫,星野伸之,石川雅規)

2月:3人 (斎藤雅樹,黒田博樹,佐々木主浩)

3月:0人

4月:4人 (桑田真澄,上原浩治,岩隈久志,前田健太)

5月:4人 (東尾修,工藤公康,江夏豊,小林雅英)

6月:2人 (高橋一三,西本聖)

7月:4人 (山田久志,北別府学,松岡弘,藤川球児)

8月:4人 (山本昌,槙原寛己,野茂英雄,ダルビッシュ有)

9月:6人 (鈴木啓示,平松政次,西口文也,佐藤義則,石井一久,松坂大輔)

10月:2人 (成田文男,菅野智之)

11月:6人 (村田兆治,岩瀬仁紀,高津臣吾,小林繁,斉藤和巳,田中将大)

12月:1人 (三浦大輔)

青字・・・「早生まれ」の投手

 

3月はいないことがわかる。

戦前生まれでは350勝の米田投手がいるが、戦後では150勝すらおらず117勝をあげた郭泰源選手が最も多い。郭選手はプロ選手としてのキャリアはNPBで始めたが、出身は台湾である。

「3月生まれ」「戦後生まれ」「日本人」という括りで見ると、以下の選手らが該当する。

平野佳寿(マリナーズ)

     日米通算57勝164S187H/最優秀中継ぎ,セーブ王

福山博之(東北楽天)

     通算98H/60登板以上で防御率1点台(2度)

大家友和

     MLB通算51勝(5球団在籍)

小池秀郎

     通算51勝/8球団競合→入団拒否,1997年最多勝

三瀬幸司

     通算47S45H/2004年セーブ王&新人王

 

他の月生まれの投手と比較して、活躍した選手が少ない印象を受けてもおかしくないだろう。

1月2月生まれの顔ぶれを見ると、早生まれのエース投手,名投手が明らかに少ないとまでは言えないが、3月生まれで活躍した投手は少ないと言っても間違いではなさそうだ。

 

4月1日生まれの桑田真澄投手は、学年では前日までに生まれた人と同じ学年になる。

3月生まれに含めるとすると、最も活躍した3月生まれと言えそうだ。

 

     

先発投手の被本塁打

日本シリーズ第1戦に登板し、巨人のエース・菅野投手と投げ合ってチームを勝利に導いたソフトバンクのエース・千賀滉大投手だが、今シーズンは最多勝,最優秀防御率,最多奪三振の3冠に輝いている。

その成績の中で注目すべきは、タイトルに輝いた部分以外で被本塁打数ではないだろうか。

2016年から先発として5年連続二桁勝利を挙げているが、2018年にはリーグワーストで両リーグでも2番目に多い21被本塁打を記録するなど、やや「一発」を浴びることが多い投手ではあった。

しかし、今年は最終戦規定投球回に到達してシーズンを終えると本塁打は4と前年までと比べ激減させている。

 

本項では、規定投球回到達者や各球団のエース級投手の被本塁打数と被本塁打率を見る。

対象:100イニング以上投げた先発型投手

本塁打率・・・9回を投げて打たれる平均本塁打

※は規定投球回(120回)未到達者

⭐︎は先発投手4タイトル獲得者

 

 

H・千賀滉大    4本/121回      →0. 2975⭐︎

T・青柳晃洋    4本/120.2回 →0. 2983

 

Bu・山本由伸   6本/126.2回  →0. 426⭐︎

C・森下暢仁    6本/122.2回  →0. 440

 

G・菅野智之    8本/137.1回  →0. 524⭐︎

F・バーヘイゲン 7本/111.2回 →0. 564※

 

M・美馬学        9本/123回      →0. 659

L・高橋光成    9本/120.1回  →0. 673

 

H・石川柊太   9本/111.2回   →0. 725※⭐︎

F・有原航平 11本/132.2回 →0. 746

H・東浜巨     10本/119回     →0. 756※

C・九里亜蓮 11本/130.2回 →0. 758

D・大野雄大 13本/148.2回 →0. 787⭐︎

 

T・西勇輝     15本/147.2回 →0. 914

M・小島和哉  12本/113.1回 →0. 953※

 

G・戸郷翔征  12本/107.2回 →1. 003※

De・大貫晋一 13本/113.2回 →1. 0293※

Bu・田嶋大樹 14本/122.1回 →1. 0300

L・ニール      13本/112回     →1. 045※

E・則本昂大  13本/109回     →1. 073※

C・遠藤淳志  13本/107回     →1. 093※

 

E・涌井秀章 17本/130回      →1. 177⭐︎

 

M・石川歩     19本/133.1回 →1. 283

 

T・秋山拓巳  17本/112回    →1. 366※

 

Ys・小川泰弘 20本/119回     →1. 513※

 

L・松本航     19本/103回     →1. 660※

 

 

上位には千賀投手、山本投手、菅野投手など球界屈指のエース投手が並んでいるが、その中に千賀投手とほぼ変わらない数字で阪神の青柳投手がおり、また10勝防御率1点台のスーパールーキー森下投手がいる。

ホームランが出やすい球場であるかなど本拠地球場の影響もある数字ではあるが、投手の特徴が現れる数字になっている。

FA移籍先での投手タイトル獲得

本日をもって2020年パリーグのレギュラーシーズン全試合が終了した。

今年楽天にトレード移籍した涌井秀章投手が自身4度目となる最多勝のタイトルを獲得することが決まり、西武→ロッテ→楽天と在籍3球団で最多勝を獲得した史上初めての選手となった。

その涌井投手は、FA移籍したロッテで2015年には15勝をあげFA移籍選手としては初めてとなる最多勝のタイトルを獲得している。

 

本項では、FA移籍先で投手タイトルを獲得した選手を扱う。

 

⚠️新しい順

FA移籍先で投手タイトル獲得

*2019 移籍3年目 山口俊(読売)←横浜

 ・・・最多勝15勝/初)

 ・・・最多奪三振188/初)

 ・・・最高勝率(.789/初)

 防御率2. 91 15勝4敗 188奪三振

 

 

*2018 移籍2年目 岸孝之楽天)←西武

 ・・・最優秀防御率2. 72/初)

 防御率2. 72 11勝4敗 159奪三振

 

 

*2015 移籍2年目 涌井秀章(ロッテ)←西武

 ・・・最多勝15勝/6年ぶり3度目)

 防御率3. 39 15勝9敗 117奪三振

 

 

*2012 移籍1年目 杉内俊哉(読売)←ソフトバンク

 ・・・最多奪三振172/3年ぶり3度目)

 ・・・最高勝率(.750/2年ぶり3度目)

 防御率2. 04 12勝4敗 172奪三振

 

 

*2000 移籍1年目 工藤公康(読売)←ダイエー

 ・・・最高勝率(.706/7年ぶり4度目)

 防御率3. 11 12勝5敗 148奪三振

 

                     ⇅2年連続タイトル⇅

 

*1999 移籍5年目 工藤公康ダイエー)←西武

 ・・・最優秀防御率2. 38/6年ぶり4度目

 ・・・最多奪三振196/3年ぶり2度目

 防御率2. 38 11勝7敗 196奪三振

 シーズンMVP

                     ⇅3年ぶりタイトル⇅

 

*1996 移籍2年目 工藤公康ダイエー)←西武

 ・・・最多奪三振178/初)

 防御率3. 51 8勝15敗 178奪三振

 

 

*1996 移籍1年目 河野博文(読売)←日本ハム

 ・・・最優秀中継ぎ(12. 45RP/初)

 防御率3. 29 6勝1敗3S

 →この年からタイトルとして表彰

     RP=リリーフポイント

 

 

先発投手タイトルではこれまで5人のFA移籍選手が計11個タイトルを獲得した。

中でも工藤投手はFA移籍先であったダイエーと読売の両チームで合計4個タイトルを獲得し、際立っている。 

また、先発タイトル獲得の5人のうち3人が読売にFA移籍後最高勝率のタイトル獲得している選手である。

 

中継ぎや抑えの部門では、「最優秀中継ぎ投手」のタイトルが表彰されるようになった1996年に読売に移籍した河野投手が、唯一のタイトルを獲得したFA移籍選手である。

 

FA移籍先でタイトルを獲得した以上6人の投手のうち、山口投手を除く5投手がパリーグの球団からFA移籍してタイトルを獲得した選手である点は興味深い。

FA移籍先での打撃タイトル獲得

本日をもって2020年パリーグのレギュラーシーズン全試合が終了し、タイトルも確定した。

その結果、FA移籍して2年目の楽天の浅村栄斗選手が自身初の最多本塁打(ホームラン王)のタイトルを獲得することが決まった。

FA移籍先でそれまでのような結果を残せない選手もおり、移籍先で活躍してある点でリーグトップに立ちタイトルを獲得するということは容易ではない。

 

本項では、FA移籍先において打撃タイトルを獲得した選手を扱う。

 

⚠️新しい順

FA移籍先で打撃タイトル獲得

*2020 移籍2年目 浅村栄斗(楽天)←西武

 ・・・本塁打王32本/初)

 打率.280 32本 104打点

  ※FA移籍先での本塁打王タイトル獲得は史上初

関連記事・・・「日本人ホームラン王」のタイトル獲得前 - プロ野球データ紹介

 

 

*2012 移籍2年目 内川聖一ソフトバンク)←横浜

 ・・・最多安打157安打/4年ぶり2度目)

 打率.300  7本 53打点

 

                 ⇅2年連続タイトル⇅

 

*2011 移籍1年目 内川聖一ソフトバンク)←横浜

 ・・・首位打者.338/3年ぶり2度目)

  ※江藤慎一選手以来史上2人目の両リーグ首位打者

 打率.338 12本 74打点

 (シーズンMVP

 

 

*2011 移籍4年目 新井貴浩阪神)←広島

 ・・・打点王93打点/初)

 打率.269 17本 93打点

 

 

*2010 移籍3年目 和田一浩(中日)←西武

 ・・・最高出塁率.437/初)

 打率.339 37本 93打点 出塁率.437

 (シーズンMVP

 

 

*2007 移籍3年目 稲葉篤紀日本ハム)←ヤクルト

 ・・・首位打者.334/初)

 ・・・最多安打176安打/初)

 打率.334 17本 87打点

  ※FA移籍先での同年複数タイトル獲得は唯一

 

 

*2006 移籍2年目 大村直之ソフトバンク)←近鉄

 ・・・最多安打165安打/初)

 打率.294  6本 60打点

 

 

*2004 移籍2年目 金本知憲阪神)←広島

 ・・・打点王113打点/初)

 打率.317 34本 113打点

 

 

*2000 移籍1年目 江藤智(読売)←広島

 ・・・最多勝利打点(14打点/初)[特別賞]

 打率.256 32本 91打点

 →最多勝利打点の特別賞はこの年で廃止

 

8人のFA移籍した選手が合計10回タイトルを獲得している。(江藤選手含む)

そのうち主要3タイトル(首位打者,本塁打王,打点王)を獲得した選手は今年の本塁打王・浅村選手を含めて5人であり、移籍1年目に獲得したのは現在まで内川選手が唯一である。

 

内川選手と和田選手は同年のシーズンMVPにも選ばれている。FA移籍先でシーズンMVPを獲得した打者は以下の選手である。

*2011 移籍1年目 内川聖一ソフトバンク)←横浜

   打率.338 12本 74打点

*2010 移籍3年目 和田一浩(中日)←西武

   打率.339 37本 93打点

*2007 移籍1年目 小笠原道大(読売)←日本ハム

   打率.313 31本 88打点

   ※前年の日本ハムでの獲得に続き2年連続MVP

   ※両リーグMVPは江夏豊投手以来史上2人目で野手としては初

*2005 移籍3年目 金本知憲阪神)←広島

   打率.327 40本 125打点

 

自チームを優勝に導きMVPの活躍をしたこの4選手はFA移籍の大きな成功例と言えそうだ。

(投手では1999年のダイエー工藤公康投手がMVP)

 

FAに関するその他記事

FA移籍先でのシーズンホームラン数 - プロ野球データ紹介

FA移籍初年度の打率ランキング - プロ野球データ紹介

FA移籍投手の勝利数記録 - プロ野球データ紹介

 

 

ルーキーの防御率1点台

広島の超大物ルーキー森下投手(明治大)が好投を続け1日の中日戦で規定投球回に到達した。

防御率もこれまで中日・大野、巨人・菅野、阪神・西とリーグを代表する3エース投手に並ぶ成績を残しておいたが、1日の好投でついに1点台に到達した。

これにより、森下投手がルーキーとして最優秀防御率のタイトル獲得かつ防御率1点台を達成する可能性が現実味を帯びてきた。

 

ルーキーで最優秀防御率を獲得したのは、1990年の野茂英雄投手、1999年の上原浩治投手など史上12人いる。

しかしルーキーで最優秀防御率かつ防御率1点台となると、ドラフト制以降では1966年に甲府商業高校からドラフト1位で入団した読売ジャイアンツ堀内恒夫投手(高卒ルーキー)のみであり、森下投手が達成すれば54年ぶりの快挙となる。

広島は今シーズンが終了し、森下投手は最優秀防御率のタイトル獲得はならなかったものの、防御率1点台でルーキーイヤーを終えた。

 

本項では、防御率1点台やそれに迫る防御率を記録したルーキー投手を扱う。

 

 

•2020年 広島 森下暢仁 (明治大 ドラフト1位)

防御率 1. 91(リーグ2位)   10勝3敗

投球回 122. 2回   2完投(1完封)

奪三振 124

最優秀防御率は中日の大野雄大(1. 82)

 

 

・2012年 広島 野村祐輔 (明治大 ドラフト1位)

防御率 1. 98   9勝11敗

投球回 172. 2回

奪三振 103

→ 新人王

最優秀防御率は同僚の前田健太(1. 53)

 

 

・2011年 読売 澤村拓一 (中央大 ドラフト1位)

防御率 2. 03   11勝11敗

投球回 200回   5完投(1完封)

奪三振 174

→ 新人王

 

・1999年 読売 上原浩治 (大阪体育大 ドラフト1位)

防御率 2. 09  20勝4敗(.833)

投球回 197. 2回

奪三振 179

最優秀防御率最多勝、最高勝率、最多奪三振沢村賞、新人王

 

 

・1966年 読売 堀内恒夫 (甲府商高 ドラフト1位)

防御率 1. 39   16勝2敗(.889)

投球回 181回   14完投(7完封)

奪三振 117

最優秀防御率、最高勝率、沢村賞、新人王

 

 

【2リーグ制以降の防御率1点台ルーキー】

2020年 広島・森下暢仁  防1. 91  10勝

2012年 広島・野村祐輔  防1. 98      9勝

1966年 読売・堀内恒夫  防1. 39  16勝

1962年 大洋・稲川誠     防1. 98   12勝

1961年 中日・権藤博     防1. 70   35勝

1960年 読売・堀本律雄 防2. 00※ 29勝

1959年 大阪・村山実     防1. 19   18勝

1956年 西鉄稲尾和久 防1. 06   21勝

1954年 南海・宅和本司 防1. 58   26勝

※堀本投手は防御率1.9991のため2.00

 

2020.11.11 更新 (森下投手)

通算1000奪三振のスピード記録

27日に3年ぶりのパリーグ優勝を決めた福岡ソフトバンクだが、翌28日の試合ではエース千賀投手が先発し8回12奪三振無失点の好投で10勝目をあげ優勝翌日にもその強さを見せつけた。

千賀投手はこれで通算997奪三振となり、通算1000奪三振の記録まであと3と迫った。今シーズン中にプロ野球史に残るスピード達成の瞬間が訪れそうだ。

11月4日のロッテ戦で通算1000奪三振を達成した。

    この試合で千賀投手は8回2安打無失点9奪三振と好投し、11勝目をあげた。

 

本項では、通算1000奪三振に到達した投手の記録について扱う。

 

 

通算1000奪三振スピード記録

順位  投球回    選手名(達成時所属球団) 奪三振

1位  771.2回    藤川 球児 (阪神)     率11. 66

  〜   812回 ダルビッシュ 有 (LAD)  率11. 08※

2位  855.1回  千賀 滉大 (福岡SB)  率10. 52

3位  871回        野茂 英雄 (近鉄)     率10. 33

4位  913回    石井 一久 (ヤクルト)  率 9. 86

  〜    928回        野茂 英雄 (MIL)      率 9. 70※

5位  940回          江夏 豊 (阪神)       率 9. 57

6位  958回       則本 昂大 (楽天)      率 9. 39

MLB通算1000奪三振の記録

 

千賀投手は852.1回の投球で997奪三振を記録しているため、近鉄.野茂英雄投手の871回より少ない投球回での達成が予想される。→達成!

通算奪三振率は10.53であり、5年連続最多奪三振楽天.則本投手でも超えられていない奪三振率10を上回っての記録達成となりそうだ。→達成!

 

 

 

通算1000奪三振の記録について、MLBではダルビッシュ投手がMLB史上最速のスピードで達成している。

ダルビッシュ投手はNPB7年間で1268.1回を投げて1250の三振を奪っている。NPB通算奪三振率は8.87である。また、規定投球回に到達していない2005年のルーキーイヤーを除いたNPB6年間での奪三振率は9.18である。

その後MLBに渡り812回を投げて1000奪三振を達成したが、MLB通算1000奪三振時点での奪三振率は11.08であり、最多勝を獲得した2020年までの8年間のMLB通算奪三振率は11.12である。

MLBではNPBより奪三振率が2以上高くなっており、さらに増した三振奪取能力により活躍していると言える。

 

2020.11.04 更新 (千賀投手)

 

パリーグ守護神の被本塁打

今シーズンの両リーグを見渡すと、9回を担う"守護神"の活躍ぶりでセパにやや差があることがわかる。

セリーグでは各球団で守護神を固定することに苦労していたり、横浜DeNA.山崎康晃阪神.藤川球児のようにらしくない状態が続いていたりするという状況があった。そして各球団で何投手も複数セーブをあげているなど、絶対的守護神の不在と言っても過言ではない。

一方で、パリーグの守護神はほぼ固定され、他の投手が登板してセーブがつくということはほとんど見られない。そして、守護神の被弾(守護神の逆転,サヨナラ被弾など)もほとんど見られない。(今日のソフトバンク77試合目で守護神・森唯斗が初被弾…など)

 

この違いには例年とは違うシーズンの戦い方が現れているとも言え、セーブ数はセーブ機会数にも影響されるが、絶対的守護神の存在とその活躍は確かにチームやリーグのペナントレースを盛り上げている。

 

本項では、あえてパリーグの絶対的守護神の被本塁打に焦点を当て、その少なさから活躍ぶりを見ていく。

 

パリーグ各球団の守護神の成績

と被本塁打一覧 (チーム順位上から) 

09.17(木)時点

↓    ↓    ↓    ↓

 

1位ソフトバンク...森唯斗

防御率2.52,1勝1敗4H,セーブ22

本塁打「1」

・09/17 札幌 日本ハム.中田翔25号ソロ

  (1点差になるも森は22セーブ目)

 

2位ロッテ...益田直也

防御率2.16,1勝2敗3H,セーブ23

本塁打「1」
・09/04 福岡 ソフトバンク.グラシアル5号ソロ

  (1点差になるも益田は19セーブ目)

 

3位楽天...アラン・ブセニッツ ※※

防御率2.51,1勝1敗9H,セーブ11

本塁打「1」

・08/30 仙台 西武.メヒア7号逆転3ラン

  (このまま1点差でチームは敗れブセニッツは初黒星)       [この試合まで1勝0敗7S,防御率0.77]

 

4位西武...増田達至

防御率1.93,2勝0敗0H,セーブ19

本塁打「1」
・08/26 所沢 日本ハム.渡邉諒5号ソロ

  (3点差が4点差に広がりチームは敗北)

 

5位日本ハム・・・守護神不在

※開幕から秋吉亮が守護神

防御率6.35,1勝2敗1H,セーブ12

本塁打「3」

・07/10 大阪 オリックス.ロドリゲス4号逆転サヨナラ3ラン

・07/17 札幌 ロッテ.レアード6号ソロ

・08/20 札幌 楽天.島内宏明5号同点3ラン

  (延長10回チームは引き分け)

 

6位オリックス…ブランドン・ディクソン

防御率1.66,0勝3敗3H,セーブ9

本塁打「1」

・08/19 大阪 西武.外崎修汰3号勝ち越しランニング2ラン

  (裏に1点差に追いつくもチームは敗れディクソンは2敗目)

 

※※楽天松井裕樹に代わる新守護神となった森原康平が防御率0.00のまま4つセーブを重ねたが、その後立て続けにチームの勝ちを消す炎上があり、7月下旬よりブセニッツが守護神となった。そのため、ここでは最多のセーブをあげ守護神として現状安定しているブセニッツをあげた。

 

 

チーム自体の勝ち星にも影響を受けセーブ数が少ないオリックスの守護神ディクソン選手だが、挙げた6投手の中で唯一スタンドインのホームランはまだ浴びておらず、安定した活躍を続けている。

そして上記現在も活躍中の5投手のうち、サヨナラホームランを浴びた投手はまだ一人もいない。

残りのシーズン、9回の頼れる男の活躍に注目したい。