先発投手の被本塁打
日本シリーズ第1戦に登板し、巨人のエース・菅野投手と投げ合ってチームを勝利に導いたソフトバンクのエース・千賀滉大投手だが、今シーズンは最多勝,最優秀防御率,最多奪三振の3冠に輝いている。
その成績の中で注目すべきは、タイトルに輝いた部分以外で被本塁打数ではないだろうか。
2016年から先発として5年連続二桁勝利を挙げているが、2018年にはリーグワーストで両リーグでも2番目に多い21被本塁打を記録するなど、やや「一発」を浴びることが多い投手ではあった。
しかし、今年は最終戦で規定投球回に到達してシーズンを終えると被本塁打は4と前年までと比べ激減させている。
本項では、規定投球回到達者や各球団のエース級投手の被本塁打数と被本塁打率を見る。
対象:100イニング以上投げた先発型投手
※は規定投球回(120回)未到達者
⭐︎は先発投手4タイトル獲得者
H・千賀滉大 4本/121回 →0. 2975⭐︎
T・青柳晃洋 4本/120.2回 →0. 2983
Bu・山本由伸 6本/126.2回 →0. 426⭐︎
C・森下暢仁 6本/122.2回 →0. 440
G・菅野智之 8本/137.1回 →0. 524⭐︎
F・バーヘイゲン 7本/111.2回 →0. 564※
M・美馬学 9本/123回 →0. 659
L・高橋光成 9本/120.1回 →0. 673
H・石川柊太 9本/111.2回 →0. 725※⭐︎
F・有原航平 11本/132.2回 →0. 746
H・東浜巨 10本/119回 →0. 756※
C・九里亜蓮 11本/130.2回 →0. 758
D・大野雄大 13本/148.2回 →0. 787⭐︎
T・西勇輝 15本/147.2回 →0. 914
M・小島和哉 12本/113.1回 →0. 953※
G・戸郷翔征 12本/107.2回 →1. 003※
De・大貫晋一 13本/113.2回 →1. 0293※
Bu・田嶋大樹 14本/122.1回 →1. 0300
L・ニール 13本/112回 →1. 045※
E・則本昂大 13本/109回 →1. 073※
C・遠藤淳志 13本/107回 →1. 093※
E・涌井秀章 17本/130回 →1. 177⭐︎
M・石川歩 19本/133.1回 →1. 283
T・秋山拓巳 17本/112回 →1. 366※
Ys・小川泰弘 20本/119回 →1. 513※
L・松本航 19本/103回 →1. 660※
上位には千賀投手、山本投手、菅野投手など球界屈指のエース投手が並んでいるが、その中に千賀投手とほぼ変わらない数字で阪神の青柳投手がおり、また10勝防御率1点台のスーパールーキー森下投手がいる。
ホームランが出やすい球場であるかなど本拠地球場の影響もある数字ではあるが、投手の特徴が現れる数字になっている。